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留学先はアメリカ?イギリス?

英語は、世界中の多くの国で公用語として話されていますが、留学というくくりで考えた場合、人気のある国は絞られてきます。アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの5カ国が、渡航先トップ5となります。私は以前、留学エージェントに勤めていて、数多くの渡航者を送り出してきましたが、その傾向から次のことが言えることに気付きました。

 

    その(1)
    ワーキングホリデー派は、カナダ・オーストラリア・ニュージーランドを選択する。

    その(2)
    3ヶ月未満ほどの短期留学の場合は、費用の安いカナダ・オーストラリア・ニュージーランドを選択する傾向がある。

    その(3)
    本格的な長期留学、あるいは短期間でもしっかりと目的を抱いている場合、高割合でアメリカかイギリスを選択する 。

     

今回注目したいのは、最後に挙げた「しっかりと目的を抱いている場合はアメリカかイギリスを選択する」人が多い、という点なのですが、エージェントとしてお客様の声をうかがっていた頃は、この傾向を顕著に感じていました。

『ちゃんと英語を身に付けたい』から、アメリカかイギリスを選んでいるのです。

もちろん、アメリカ・イギリス以外の英語圏でも、語学学校はちゃんと整っていますので、どこで英語を学んでも全く問題はないのですが、本気で英語を学びたいと思っている人ほど、アメリカかイギリスを選んでいました。

つまり、【英語→アメリカ英語かイギリス英語】というイメージがあるということですね。英語圏の超大国と英語発祥の国ですから、「英語をやるならどちらかの国で!」と考えるのも、自然なことかも知れません。

アメリカの英語と言えば、私たちにとっては、どちらかと言うと庶民的と言うか馴染みやすい感じがあるのだと思います。それは、古くから日本における英語がアメリカ英語だったせいもあるのかも知れませんね。

そこに一段と新鮮に感じられるのが、イギリス英語です。イギリス王室やBBCアナウンサーの発音は、アメリカ英語のそれとは全く異なる、洗練された印象を受けます。

さらにヨーロッパ特有の、あの歴史を感じる街並みに溶けるように存在する語学学校を見ると、そこに通って学ぶことが一つの憧れにもなったりします。だからなのでしょうね、イギリス留学の人気が高まっていったのは…!

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歴史が作りあげたヨーロッパの地

イギリスという国の概観について、ちょっと触れてみましょう。イギリスは、そのルーツを、紀元前9世紀頃のケルト民族侵入にまで遡ることができるほど、本当に古い歴史を持った国です。現代に至るまでに、度重なる戦争や内乱を経て、「イギリス」としての形を作り上げてきました。

そしてイギリスの最も興味深い特徴でもある、「四つの国から成り立つ一つの国家」が、18世紀頃に形成されることとなります。別項で述べますが、この「四つの国」は、イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドを指しており、現代でもそれぞれの地域の人々と自治体は、自分たちが独立した文化を持っていることを非常に誇りに思っているのです。

さて英語に関しても、変遷があるんですよ。時代を追うごとに、古英語・中英語・近代英語と変化していき、現代英語に至っています。

この、英語の変遷は、戦争や植民地支配など多くの民族の出入りがあるたびに、その民族の言語から新しい要素を受け取ったり、または英語そのものが簡略化されたりと、歴史の流れとともに変化を遂げていった様は、他の国の言語と変わりないのです。

現代英語に関して言えば、日本語も英語に組み込まれていますね。tsunami, kamikaze, manga などがそうです。言葉は、その国の歴史と密接に絡み合って進化しているんです。だからこそ、留学する前には、渡航先の国の歴史についても、一通りおさらいしておくことを勧めたいですね。

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「私は○○を学びたいんです

「私は○○を学びたいんですイギリスに留学しようとする人によく見られる特徴があります。留学エージェントとしてお客様に関わっていると、「私、○○の勉強がしたいんです!だからイギリスに行きたい!」という方が少なくないんですよ。

○○の部分は、まあ人それぞれなのですが、例えばカルチャー的なもので言えば〔フラワーアレンジメント〕、専門的なものとしては〔美容師〕などが人気でしたね。いずれにせよ、何らかの個人的嗜好をさらに追及してみたい願望があったり、その分野を志す人が専門的知識や技術を身につけようとしている傾向が、強く見られるんです。

今イギリスに留学しようと思えば、その費用は決して安くはありません。そうであっても彼らは、やっぱり留学先としてイギリスを選ぶのです。彼らの求めるものが、イギリスにしかない、イギリスが正統、イギリスが最先端だからです。

実際のところ、別にイギリスでなくても、大概のことは他の英語圏でも学べるはずなんです。でも彼らは、関心を持ってイギリスの学校を調べるうちに、イギリスという国そのものにまでのめり込んでしまうんですよね。

ああ、イギリスって素敵。イギリスに行って学んでみたい。いつの間にか、「好き」になってるんですよね。大体、私自身がそうでしたから…!

ところで、専門的な分野を学びたい!と張り切っても、ある程度英語力がなければ、専門分野まで進むことも叶いませんよね。だからやっぱり、語学学校は不可欠なんです。でも今どきの語学学校には、英語コースと併設して、いろいろなカルチャーコースや専門コースがあったりするので、選択肢は案外豊富なんです。

うまく学校を探せば、一定期間英語力を付けた上で専門コースに進む、ということももちろん可能です。カルチャー系のコースなら、英語力があまりなくても2~3週間程度で十分参加できます。

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アメリカへの関心がイギリスに奪われたとき

私が渡航したことのある英語圏は、アメリカとイギリスです。もうちょっと詳しく言えば、アメリカにもイギリスにも2回づつ行きました。私は、幼い頃から英語には関心があったので、いつ頃からか、留学への憧れを持つようになっていました。

それが初めて叶ったのが、大学一年生の冬休みです。ずっとずっと行きたかった留学先、それは絶対アメリカ!!と決めていました。何故?? いや、私たちの世代は「外国と言えばアメリカ」ですもん(笑

私は、海外渡航なんて右も左もわからなかったので、取りあえずJTBに行きました。もうわき目もふらずアメリカのパンフレットを手にとって、ホームステイプログラムに申し込んだのです。

3週間のプログラムでは、ホームステイの想い出は「可もなく不可もなく」という感じではあったのですが、とにかく初めての海外ということ自体に興奮しきっており、今まで学校の先生にしか使ったことのない自分の英語が、どれだけモノになるのかを、現地で試せることが嬉しくてたまらなかったんです。

その感触が忘れられず、翌年もう一度アメリカに行きました。今度は観光で。でも全くのフリーで行った上に、現地でアクシデントにも見舞われてしまったので、英語という面ではフルに味わえましたね。

大学3年の時、研修としてイギリス渡航プログラムに参加しました。衝撃でしたね。なんだこれは!?日本の雰囲気とどこか共通点のあるアメリカの街と違い、建物も空気も風景も、全てが日本のそれとは全く違っていて、その重厚な感じ、文化、歴史、プライドといった、「目に見えないが培われてきたもの」が、しっかりとそこに存在しているんです。

そしてそこで話されている英語。今までアメリカ英語に慣れすぎて、イギリスの英語が聞き取れなかったんです。これも「えっ」という感じでした。もう私の心はイギリスに奪われましたねぇ…

就職前に長期留学をすると決めていたのですが、この時、迷うことなく、留学先をイギリスにしようと決断したんです。この、私の心を奪ってしまった国で、英語を学んでみたい!…と。イギリスには、他の英語圏にはない独特の感性が存在します。だからこそ、迷っている人には、背中を押してあげたい、そう思います。

 

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