羽ばたいてゆくあなたに…

棚卸し
いつ頃から、イギリス留学の夢を具体的に考えるようになりましたか?
何がきっかけでしたか?
不安はありませんでしたか?
何を得たいと思ったのですか?
留学で渡英するまでの間に、ここまでのことを明確に意識できている人は、恐らくとても少ないのではないかと思います。それが悪いと言っているのではありません。私だってそうでしたから…。
むしろ、様々な経験を経て帰国した「留学後」の方が、過去を振り返って整理するのには向いているかも知れません。
私は留学エージェントでのカウンセラー(営業)でしたから、留学を希望するお客様の話をじっくり聞いて、それらの情報を整理してあげるお手伝いをしていました。
「英語が話せるようになりたい」
「何となく留学しておきたい」
「日本じゃないものを見ておきたい」
など、お客様の口から出る言葉は、総じて曖昧なイメージであることが多いです。
一つ一つが曖昧なイメージであるため、「何故そう思ったのか」→「何を達成したいのか」→「その結果どんな自分になることを目指すのか」といったふうに、体系づけて整理することができていない人がほとんどです。
ところが、お客様の言うイメージをもらさず紙に書き、「どうしてそう思ったのか」を徹底的に突っ込んでいくと、お客様自身も気付かなかったような潜在的な動機が明らかになるケースが非常に多いのです。
「英語が話せるようになりたい」
→「どうして?」
→「会社で必要/英語くらいは/昔から憧れていた/違う自分になりたい」
→「どうして?」
→「英語が話せないためビジネスチャンスを得られなかった/街行く外国人を見てオドオドしている自分がイヤ/好きな洋楽を一度でいいから英語で歌ってみたかった/国籍を超えたコミュニケーションができると視野が広がると思った」
こんなふうに掘り下げていくことができます。
よく見てみると、この段階ですでに、英語は「チャンスを得るための/自分が成長するための」ツールであるということがハッキリとわかります。
今まで、「英語を話せるようになること」自体を目的だと思っていたのが、実は自分の心の深くでは、こんな動機づけがきっかけになっていたのです。
つまり、目指すべきところは、「英語」というツールを使えるようになることで、〔人生の幅を広げられるようになること〕であるとも言えます。
こうやって「棚卸し」をしてみると、自分の意識がより明確になり、留学へのモチベーションも高まりますし、帰国後の就活でも具体的なアピールができるようになります。
英語力を付けたいなら貪欲に食らいつけ
どれくらいのレベルの英語を目指したいですか?
多くの人は「日常会話レベルくらいは」と言いますが、日常会話と言っても広いですよ。スーパーでの買い物、病気になった時の受診の仕方、政治・経済・芸能ニュースネタ、パブで飲む時の会話、天気の話…。
とにかく会話はキャッチボールなので、守備範囲が広くなければ会話が発展しません。これは日本人同士でだって同じですよね?何を話してもそっけなくて面白味のない返事をよこす人を相手に、楽しくコミュニケーションがとれるわけがありません。
言葉が日本語か英語かの違いであって、基本は「スムーズなコミュニケーションがとれるようになること」ですから、日本にいても「そのためには何が大切か」を見つけることができます。
様々なシチュエーションにおける言い回しや、テレビや新聞などから得るいろいろな情報、そして臆せず会話に参加する度胸、あとは表情やジェスチャーといった表現力の豊かさ、こういったものを兼ね備えている人は、例外なく人気者だと言えます。
なのでまずは、日本の社会における自分のコミュニケーション力がどうなのか、ちょっと思い返してみましょう。
英語でのコミュニケーション力をつけるための努力は、それからです。
さて留学したら、とにかく貪欲に会話を求めること、常に情報のアンテナを張ることは、いつも意識しておくようにしたいものです。
「話しかけようかな…いややっぱりまた今度。」
というような意識では、留学期間がもったいないですよ!
留学当初は英語が下手で当たり前です。そのために語学学校が無数に存在しているんです。移民や留学生の多いイギリスですから、日本語アクセントが強かったり文法が多少ヘタでも、いちいち気にする必要はありません。
だって他国出身の人たちだって、同じなんですもの。もうロンドンみたいな多国籍シティーに行くと、英語ひとつ聞きとるのにも苦労しますって。
だから、本当に力をつけたいなら、ヘタなプライドなど捨てることです。そして貪欲であること。そうしたら、あなたの英語力は着実な上達を見せていくでしょう。
人生の宝物
留学を考え始めた当初は、英語の習得のことばかりが頭にイメージされるものです。
でも、日本ではない国で暮らすということは、実に様々な経験をもたらしてくれることに気付くでしょう。
語学学校に通うようになると、多国籍な友人ができることになります。お互いヘタな英語で一生懸命コミュニケーションを図ろうとしているうちに、いつのまにか親友が生まれることがあります。
文法的に間違っていないか、この単語でも通じるか、そもそも恥ずかしい!そんな壁を乗り越えて積極的に会話を持つうちに、失敗なんて怖くなくなり、気付いたらもの凄く度胸満点になっていたりします。
日本以外の国で、多国籍文化と共存するということは、人種観や歴史認識、お互いに許容できない生活習慣などが明らかになり、そのことで嫌な想いもするでしょう。
そんな時日本人は、「日本人だからダメなのだ」と思う人と「日本と日本人をバカにするな」とプライドを強める人の二通りに分かれます。これが、精神的な「芯の強さ」にも繋がってきます。
留学生活で得た宝物、それは英語力そのものではなく、英語というツールを通して手に入れた「経験」であり、良くも悪くもその経験があったことで新たな視野が開け、思ってもみなかった考え方が多数存在していることに驚くのです。
そして、皆が仲良くなっていくためには、人種・国籍間には違いが必ず存在することを認め、尊重し、意見を交わし、相手をひとりの確かなアイデンティティとして認識することが、絶対的に必要なのだということに気付くはずです。
この「気付き」は、逆に、自分が日本人であることのプライドを確立させることにも役立ち、また日本人であることに胸を張るためには自分自身が自己確立していなければならない、という気付きも呼ぶのです。
まさに、人間的な成長が起こります。
最初は英語そのものが目的だった留学も、実はこんなに大切な経験を身につける大きなチャンスでもあったのだ、ということが、帰国後振り返ってみるとよく理解できるようになります。
英語力と人生の宝物となり得る経験、その両方が手に入るのだとしたら、留学はますます魅力的なものだということがわかってもらえると思います。
準備期間から留学は始まっている
さて、留学を前に、できるだけ英語力の底上げをしておこうと考える人もいらっしゃるのではないでしょうか?
英会話スクールに通うことを検討する人も多いです。でもスクールは本当に高いんですよね(^^;
10万、20万のお金がすぐに飛んで行ってしまいます。
■ 英会話スクール
巷には大小合わせれば無数のスクールがありますが、お金をかけてもいいのであれば、私はベルリッツをお勧めします。ベルリッツは世界でスクールを展開しており、130年の歴史があり、その質の高さも定評があります。
http://www.berlitz.co.jp/
■ 通信教育
アルクなどのポータルサイトでも、英語通信教育を提供しています。海外情報、留学情報などの総合的な情報サイトですので、数多くの人が利用しています。私も海外情報で知りたいことがあった時、アルクのサイトを見ることがありますよ。
http://shop.alc.co.jp/top/?sem=GS0010058
今でもあるのかと驚きましたが、昔、英語がまだほとんどわからなかった頃に取り組んだことがあるのが、イングリッシュアドベンチャーです。
有名俳優が声優として出演しているCD教材で、ドキドキハラハラのストーリーを楽しみながら、英語の「音」に慣れていきます。英語の意味はよくわからないけれど、効果音や声の表現力で、案外展開は掴めるものです。
http://www.ea-go.com/
同じく自分のペースで学習したい人に人気なのが、お馴染みユーキャンの英語講座です。
リスニング講座、クイズ形式講座、ピンズラーアメリカ英語など数種類が用意されています。
http://www.u-can.co.jp/language/index.html
この他にも、WEBを通したオンラインレッスンも数多く見つけることができます。
ただ、英会話スクールかオンラインレッスンでもない限り、基本的には自分一人での学習となるため、会話の勉強にはなりづらいと思います。
それでも、英語に耳慣れできているかどうかだけでも、留学後の英語学習のスムーズさが違ってきますし、単語力をつけておけば留学中にいくらでも応用がききます。
事前の英語学習は、しないよりもした方がずっと効率的だと思いますよ。

